大森明恍の富士山—油彩画_2

富士山の油彩画_2

大森明恍は、富士山の絵を描くため、昭和8年、家族ぐるみで富士山麓(現在の御殿場市内)に移り住みました。富士山の麓からみえる、四季おりおりの富士山の様々な姿を描き続けました。屋外に出かけて描くことが多かったためか、持ち運びに便利な、板張りのキャンバスを使用することが多かったようです。

School
O#010
Mt. Fuji from Morokubo
Meiko Ohmori (1901-1963), Oil on canvas,
諸久保からの富士
大森明恍 (明治34年-昭和38年), キャンバスに油彩, 65.2 x 45.5 cm (M15)
御殿場市蔵
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静岡県富士岡村諸久保は, 大森明恍が昭和8年(1933年)から, 昭和18年(1943年)まで住んだ場所の地名(現在の御殿場市内)です. JR御殿場駅から南に約2kmほどの距離にあり, 背後の丘に登ると, さえぎるものなく, 富士山が良く見えたそうです. この絵について, 長男の大森如一さんの大森明恍の思い出 に詳しい説明があります。
Meiko_Ohmori_030_c
K#030
Mt. Fuji,
Meiko Ohmori (1901-1963), oil on canvas/board,
富士山,
大森明恍(明治34年-昭和38年), 板張りキャンバスに油彩, 31 x 41 cm.
富士山こどもの国蔵
Meiko_Ohmori_52_c.jpg
K#052
Mt. Fuji in Early Autumn,
Meiko Ohmori (1901-1963), oil on canvas, 1959-1961.
初秋の富士,
大森明恍(明治34年-昭和38年), キャンバスに油彩, 52 x 67 cm (P15?), 昭和34年-36年.
富士山こどもの国蔵
Meiko_Ohmori_022_c
K#022
Mt. Fuji,
Meiko Ohmori (1901-1963), Early spring to late autumn of Nov. 1959.
富士山,
大森明恍(明治34年-昭和38年), キャンバスに油彩, 45.5 x 33.3 cm(P8), 昭和34年早春から晩秋11月.
富士山こどもの国蔵
Meiko_Ohmori_078_c
K#078
Mt. Fuji,
Meiko Ohmori (1901-1963), oil on canvas, 1953 to 1954, finished May 1955.
富士山,
大森明恍(明治34年-昭和38年), キャンバスに油彩, 80.3 x 65.2 cm (F25), 昭和28年から29年作、昭和30年5月完.
裾野市立富士山資料館蔵
Meiko_Ohmori_007c
K#007
Mt. Fuji in Early Summer,
Meiko Ohmori (1901-1963), oil on canvas/board, July 1949.
初夏の御山,
大森明恍(明治34年-昭和38年), 板張りキャンバスに油彩, 45 x 37.5 cm(F8), 昭和24年7月.
富士山こどもの国蔵
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裏面(板)には, 「初夏の御山 昭和17年6月末始む 大森桃太郎畫 昭和23年夏 昭和24年7月に画きつづく」と本人による説明書きがあります.
Meiko_Ohmori_011c
K#011
Mt. Fuji,
Meiko Ohmori (1901-1963), oil on canvas, April 1955.
富士山,
大森明恍(明治34年-昭和38年), キャンバスに油彩, 45.5 x 38.0 cm(F8), 1955年4月完.
富士山こどもの国蔵
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キャンバスの裏に, 「1953 大森明恍 1955 4月 完筆」との説明があります.

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